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敷地と領域または縄張
本日6月9日、ロックの日に藤本信建築研究所は2周年となります。

いい事わるい事色々とありましたが、何だかとてもとても楽しい2年間です。
そしてこれがこれからも続けれるとなると私はとんでもない幸せ者だと思います。
ひとえに私たちを支えて下さる回りの方々のおかげだと思います。ありがとうございます。

さてスタッフMブログにもあるように現在、神戸の山のなかに自宅兼事務所を計画中で、まもなく着工という段階までこぎ着けております。

周囲の方に何度か、自宅の設計となると他とは違うものか、と聞かれましてだいたいの場合は殆ど変わらないと答えております。
しかし、そりゃもちろん色々違います。
そのあたりをポツポツと書き溜めていければとも思います。今回はそれの第1弾です。

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まず何が違うって、当たり前ですが自分が選んだ敷地に建てられるという点が大きく違います。

普段のお仕事の流れとしましては、土地探しのアドバイスをするケースはあるものの、お施主様が選んだ敷地に計画をスタートします。
それが今回は自分で足を運んでその場で見て気に入った場所に計画ができる、これは思いの他普段とは違います。

ではなぜ今回六甲の山のなかの場所を選んだのか。
それは始めて敷地に行ったときに、敷地境界を遥かに超える領域が手に入る場所だと感じたからです。
ここで言う領域とは生き物としてのナワバリの感覚に近いと思います。
ナワバリはほかの生き物が入ってはならない場所ではありません。そもそも所有ではないです。
場所を所有するという事自体が生き物としては特殊なのかもしれないですね。

市街地などで家を建てるとき、多くは敷地の境界がそのままナワバリです。
そんななかでいかにナワバリを拡張するかと言うと、例えば中庭を設けてその場所の空をナワバリ化する手法があります。
まわりの視線やナワバリを掻い潜り広さを得る為に色々な工夫がなされます。

最近頭の中をグルグルしていることは、人としての住まいの心地よさは人工的な設備だったり色々もあるが、根っこでは生き物としての気持ちよさが大きくあるのではないかということです。
その点でナワバリがもつ役割はとても大きく思います。
縄張がただ地図や図面上の直線だけで決まってしまうとそれはとても窮屈になってしまいます。
季節や回りの人や環境なんかで穏やかに伸びたり縮んだり、ぼやけたりくっきりしたりそういった柔らかさが、有機的でナワバリらしさであるように思います。

高い山に登ったり、長い距離を走ったり、冒険したりすることはナワバリ化のひとつだとおもいます。
富士山山頂から見る心持ちは日本全土のナワバリ化かもしれないですね。

敷地は六甲の山のなか、しかも接している道は自分のところでドンツキ。
敷地境界線と無関係にナワバリの意識か拡張します。
そんななかに周囲と上手な関係が築ける建築をしてそこで生活できたら何とも幸せだろうと考えドンツキ敷地を選びました。
また敷地の写真なんかも貼付けようとも思います。

そんななんだかワクワク感のなか、敷地を選んだのでした。
そしてそこから建築計画が始まるということはとても新鮮でした。

(おまけ)今日はロックの日ですがちなみに双六問屋はすごいロックの語呂合わせだそうです実は。
キヨシローがそう言ってました。


 
| 進行中プロジェクト | 21:09 | comments(0) | - |
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